重質量パートンの存在によるスケーリング則の破れ(素粒子奨学会奨学生論文)
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概要
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一定の様式を持ったscalingの破れの現象を説明する模型が,covariant parton modelの枠組で提唱される。この時,拡がりを持ったheavy partonが存在する場合の構造函数F_2(Q^2,x)が導かれる。xが小さい領域のF_2の振舞が,他の多くの模型によって提唱されて来たF_2の振舞と著しく異なる事が示される。scalingの破れに対する場の理論的解析と,我々の模型との比較によって,heavy partonの存在が,より大きなQ^2領域で多く期待される事を示す。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1977-09-20
著者
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