カイラル対称性の自発的破れと表現混合(ハドロン分類のスキーム,「素粒子の模型と構造」研究会報告(上),研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近位田さんがやられている光的荷電によるハドロンの分類について少々コメントしたい。位田さんの得られた結果は無限運動量系の方法で出していることとほとんど変らないと思われるが,無限運動量系へもっていって状態をassignすると言う得体の知れない手続きに比べて,光的荷電と言う物理量に対する表現として状態をassignしていくことは自然の理解としては,かなりの前進だと思われる。しかしながら,位田さんのスキームやその結果をみると,従来,カイラル対称性プラス自発的破れを用いてえられたものとかなり類似しており,それを別の角度から見たことになっているようにも思える。ここではクォーク模型及びσ-模型を頭に浮べながら光的荷電による分類の意味について考えてみたい。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1974-09-20
著者
関連論文
- chiral symmetryとsymmetry breaking(Resonanceと素粒子 複合性,研究会報告)
- 反陽子-原子核衝突における消滅相互作用と平均衝突回数及び平均多重度(消滅機構とExoticsをめぐるAnti-Baryonの物理,研究会報告)
- 反陽子・原子核衝突における消滅過程のとり扱い(クォーク・グルオンの力学に基づくハドロン物理,研究会報告)
- ギガビットネットワークを用いた遠隔講義
- 29a-MA-14 Embedding Weak-hypercharge in Strong Gauge Group
- S U(6) as a Unified Gauge Group
- 4a-SA-11 SU(6)as a Unified Gauge Group
- 博士浪人と任期制
- BaryonにおけるCoulomb Spike(原子核におけるクォークの自由度,研究会報告)
- 30a-HF-1 構成子数と片回折励起
- 同種粒子衝突に於ける片回折励起及び両回折励起に対する新しい限界(高エネルギー素粒子及び原子核標的反応におけるハドロン生成機構,研究会報告)
- 同種粒子衝突に於ける片回折励起及び両回折励起に対する新しい限界(ソフト領域におけるハドロン構造,研究会報告)
- Perturbation Constraint on Particle Masses in the Weinberg-Salam Model with Two Massless Higgs Doublets
- Unified Gauge TheoryにおけるAbelian Factor(基本構成子と弱い相互作用,研究会報告)
- 2.12 SupersymmetryからみたUnification Scheme(A Short Review)(基本構成子と弱い相互作用,研究会報告)
- SU(6) as a Unifying Gauge Group and CP-violation
- π中間子の光的カイラル対について(素粒子の模型と構造,研究会報告)
- 光的平面上での交換関係について(ハドロン物理におけるライトライク・アプローチ,研究会報告)
- カイラル対称性の自発的破れと表現混合(ハドロン分類のスキーム,「素粒子の模型と構造」研究会報告(上),研究会報告)
- カイラル対称性の自発的破れと表現混合(ハドロン・レベルの構造(1974年3月),研究会報告)
- 4. 弦模型とハドロンの幾何的構造(ハドロン・スペクトラムとデュアリティ,研究会報告)
- 弦模型と衝突係数(ウルバリオン組み替え模型の再検討,研究会報告)
- 3p-SD-6 弦模型と重複関数
- 「ハドロンレベルの構造」研究会
- Meson Resonanceの実験データについて(ハドロン・レベルの構造,研究会報告)