芯偏極効果と核内有効相互作用 : 芯偏極効果の高次項の検討
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概要
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核内有効相互作用応対する芯偏極効果の繰り込みの高次項、特に1粒子⨂core phonon状態の相関の物理的内容を検討する目的で反対称性とすべての相互作用を正しく考慮した多重散乱方程式が殼模型固有値方程式をもと応して導出される。この多重散乱方程式による芯偏極効果の記述は、散乱の素過程に分解して見れるという点と実際計算上の理由から非常に有効な方法である。例示的な模型で、粒子-空孔聞相互作用のrecoupling項の重要性が指摘される。そして従来の近似法の限界が示され、2粒子-1空孔状態における反対称性とすべての相互作用を取、り入れた場合には、核力に基づぐ核内有効相互作用は、かなり望ましい性質を待つであろうことが示唆される。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1974-07-20
著者
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