重パラ-クォーコニウム崩壊巾のQCD高次補正(素粒子奨学会奨学生論文)

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概要

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• 重パラ-クォーコニウムの崩壊巾に対する摂動QCDの1次の高次補正を計算する。中途段階に現われる紫外及び赤外発散を共に次元法で有限化することにより,計算が著しく簡単化され,赤外発散の相殺後の結果が微小なグルオン質量を導入した計算で得られたものと一致することを示す。紫外発散のくり込みによって得られる摂動展開の,くり込み処法依存性を検討し,適当な処法を選ぶ事の現象論的意義を論ずる。更に,チャーモニウムの崩壊巾に対するボトムクォークの効果を例として,重粒子の赤外分離の機構とくり込み処法との関係を示し,折助展開のくり込み処法依存性の物理的意味を議論する

• 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
• 1981-05-20

著者

• 萩原 薫

  東大・理

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