2次元時空上での弦振動模型と相互作用
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概要
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弦振動模型(String Model)に相互作用を導入する目的で,この論文では次の様な手順で接近してみた。1)弦振動模型にHamiltonian Hを基にして固有時τを導入し,更にそれを、扱い上の便宜から2次元光円錐座標に書き直した。2)2次元光円錐座標を使うことにより、運動方程式を変えない変換は、στ空間では2次元双曲型等角射像となり、これは、Gauge変換と同型であることが証明された。3)2次元光円錐座標を使い、古典論的立場から、非対称後藤模型を検討しなおすと同時に、同様な方法により、他の模型の可能性について論ずる。結果的にはまだ量子化されたVertexは完成していないが、対称で、Gauge不変のVertexの可能性を示すことが出来た。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1973-02-20