拡がった粒子像の原型としての双局所模型(素粒子奨学会奨学生論文)
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概要
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拡がっている粒子模型の原型として,相互のポテンシャルのもとで遠隔相互作用している2粒子系を相対論的に扱った双局所模型を研究した。作用から出発し,古典的運動を調べ,特に非共変ゲージのもとで非相対論的極限を論じた。量子化はDiracの手法を使い,内部変数の時間成分を消去し独立変数だけで行なった。結果,補助条件のない双局所波動方程式が得られた。又,Hooke型ポテンシャルの時,中間子の質量とスピンとの関係が得られ,実験との比較を行ない,かなり良い一致が得られた。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1978-06-20
著者
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