拡散に支配された凝集過程の現象論(修士論文(1985年度))
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概要
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拡散に支配された凝集過程(DLA)のクラスタ成長を記述するため,連続体的かつ等方的な微分方程式(平均場方程式)に角度方向の相関を現象論的に導入し,変形された平均場方程式を得た。そしてそれを評価した結果,種々の指数間の関係式が得られた。これらの関係式は現在の計算核実験と矛盾しないが,指数の異方性がもし有限サイズ効果ならば,〔フラクタル次元〕<〔ユークリッド次元〕は有限サイズ効果であるという可能性を示唆している。
- 物性研究刊行会の論文
- 1986-09-20