光ファイバ中の誘導ラマン散乱と光ソリトン(ソリトン系のダイナミックスとそれに関するカオスの問題,研究会報告)
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概要
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光ファイバを用いた光通信の広範囲な実用化とともに,数多くの応用研究が盛んになってきている。中でも,光ファイバの低損失性(波長1.5μm帯にて〜0.2dB/km),狭い断面積に閉じ込められた高い光強度,および相互作用長が長くとれる点などに着目した光ファイバ中での非線形光学効果の研究が各国で精力的に行なわれている。この中には,誘導ラマン散乱,誘導ブリルアン散乱,誘導4光子混合,光パルス圧縮,光ソリトン等の様々な効果があるが,本稿では,実験的にも理論的にも取り扱いが容易でよく研究されている誘導ラマン散乱と,ファイバ中の群速度の分散と自己位相変調効果との釣り合いによって生ずる光ソリトンを中心に概説する。
- 物性研究刊行会の論文
- 1986-04-20
著者
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