素粒子論におけるstring(ソリトン系のダイナミックスとそれに関するカオスの問題,研究会報告)
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概要
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ここ1〜2年素粒子論においては,stringの理論が統一理論として最有力の可能性であることが認識されだしてきて盛んに研究されるようになった。一方,Virasoro代数やVertex operator等,もともとはstring理論において最初に導入された概念が近年他の分野にも様々な形で現われ,具体的に使用されるようになってきている。本講演では世話人の求めに応じて,stringが素粒子論においてどのような意味を持っており,また上記のようなstring theoryの基本的構造がいかなる役割を果しているのかを概括的にレビューした。この報告ではまとまった形で問題点をレビューする時間的余裕が(筆者の怠慢により)ないので,以下話しの項目と代表的な参考文献を,主なレビュー,また文献を探すのに便利と思われる論文に限って挙げることにする。
- 物性研究刊行会の論文
- 1986-04-20
著者
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