沖縄における郷友会の形成過程と今日的展開
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概要
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本研究は、沖縄の集落(シマ社会)を中心にして、その共同性およびその変化をとらえること、そして集落を離れた人々による故郷への郷土意識と帰属意識との関連性を検討することなどを主目的として行っている一連の研究の一部をなすものである。その一連の研究の目的を達成するために、本研究では、「シマンチュ」としての主体形成の要素である、集落の自治活動と共同性の社会教育的な意義を明らかにするとともに、共同体としての機能が次第に弱まっていくなかで、遠隔地から共同体を支える郷友会の存在理由とその共同性構築の意味について考察する。
- 2007-11-30