S2-5 ブロードバンド時代の映像コンテンツ流通
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ブロードバンドネットワークサービスを普及促進させるためには、魅力的なサービスアプリケーションが重要であるが、良質な映像などのコンテンツを自由に流通させるためには、通信インフラの普及とともに、著作権管理・保護の基盤サービスが必須である。そのため、日本テレビ、NTT東日本、NTT-MEは、ブロードバンド時代に対応したオープンで中立なコンテンツ流通市場の創設(B-BAT構想)を提案した。音楽のインターネット配信におけるナップスター、グヌーテラなどに端を発したデジタルコンテンツ流通の著作権問題を鑑みると、映像・音楽などのデジタルコンテンツを活発に流通させ、新たなマーケットを創出するためには、オープンかつ中立的な著作権保護・管理のしくみが不可欠と考えられる。そのために、放送局や制作会社などコンテンツホルダーやISP、CATV事業者、ADSL事業者などのディストリビュータ(配信事業者)に広く呼びかけ、ブロードバンド時代のデジタルコンテンツ流通のための著作権管理・保護のしくみを構築していく。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2001-08-27