本学学生の海外旅行に関する考え方 : 他大学女子学生に対する18年前の調査と比較して
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概要
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本稿では,本学部学生の海外旅行に関する考え方を他大学女子学生に対する18年前の調査と比較することにより明らかにした。調査対象は,本学部1,2年生,196名であり,アンケートの形で調査した。明らかになった点は,海外旅行への期待が「緊張解消」以上に「自己拡大」であるという点である。「自己拡大」の行動とは,自己発見,あるいは,自尊感情を生み出す行動を指す。調査分析は,二つの部から成り立っている。選択肢による回答の部と自由記述の部である。まず,選択肢による回答の部では,先行研究である他大学の女子学生に対して88年に実施された調査と今回の調査データをX^2検定により明らかにした。次に,海外旅行のビジョンについての自由記述を海外旅行に関する大学生のモチベーションの実証分析研究の視点から分析した。なお,残された課題として,他大学女子学生の最近のデータと比較することで,本研究の結果をより深める作業があげられる。
著者
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