へき地・離島診療所における本学卒業生の活動と促進因子および阻害因子
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】わが国のへき地・離島医療における本学卒業生の活動を他大学卒業生と比較し促進因子と阻害因子を明らかにする。【方法】平成17年3月に,へき地の診療所長および勤務医師に対し記名式調査を行なった。【結果】722名の診療所長(回答率79.2%),812名の勤務医師(同78.8%)のうち,歯科医師を除き671名の診療所長と670名の勤務医師について解析した。自治医科大学卒業生は,卒後30年未満の他大学卒業生に比較して対応している診療項目の割合が高かった。特に,小児保健,整形外科,眼科,耳鼻科,皮膚科領域の差が顕著であった。勤務継続には,「地元行政の理解と協力」,「医師としての意見の反映」が関係することが判明した。【結論】へき地・離島の医療の向上には,「診療支援体制の強化」,「研修・生涯教育の充実」,「複数医師体制」,「地元行政・地域住民の理解と協力」,「医師としての意見の反映」が重要である。
- 自治医科大学の論文
- 2006-12-01
著者
関連論文
- 肺炎桿菌による孤立性感染性膝窩動脈瘤破裂の1例
- グルホシネート含有除草剤(バスタ【○!R】液剤)の服毒中毒における患者の重症化と血清グルホシネート濃度との関係
- W-7-7 膵損傷の治療経験と救急外科医の役割(外科的腹部救急疾患における諸問題,ワークショップ7,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 2201 キャプチャ機能付きフットペダルの鏡視下手術における有用性(OS2 製品設計および製品開発)
- V-3-23 イレウス解除術の鏡視下手術としての標準化(その他,一般演題(ビデオ),第63回日本消化器外科学会総会)
- 94)多彩な心電図変化を呈した急性塩酸ピルジカイニド中毒の1例 : 血中濃度と心電図所見の経時変化を中心に(第203回日本循環器学会関東甲信越地方会)
- 多列検出器CTが有用だった頭部顔面外傷の2例
- 呼吸困難 (特集 高齢者救急) -- (各論;高齢者でとくに注意すべき症状・病態・鑑別診断)
- NPPV (特集 急性呼吸不全に対する呼吸管理ベストプラクティス) -- (急性呼吸不全を対象とした換気様式の選択と有効性)
- 宿便が契機と考えられた非閉塞性腸管虚血症(NOMI)の2治癒例
- 心肺組成に使用する薬品 (特集 ERにおける循環器疾患の管理) -- (8 緊急薬品)
- 救急患者への適応と禁忌 (特集 NIPPV(非侵襲的陽圧換気療法)--急性呼吸不全から在宅まで)
- 肺動脈カテーテル挿入 (特集 迷わないための基礎知識--救急診療に必要な解剖・生理学的事項) -- (3 処置のための知識)
- アマニタトキシン中毒(キノコ中毒)の6症例 : その治療法と予後についての検討
- 腹部救急疾患術後の呼吸器疾患合併例管理におけるNPPVの有用性について
- 急性呼吸不全に対するmask-BiPAPによるNIPPV(NonInvasive Positive Pressure Ventilation)
- D113 当院における小児救急外来受診者の検討
- へき地に勤務する医師のための研修カリキュラム
- 骨盤骨折における経カテーテル動脈塞栓術の有効性
- 肝外傷分類の問題点 : 当科における肝外傷症例からみた肝外傷分類改訂への提案
- へき地・離島医療における救急医の役割 (特集 へき地・離島の救急医療) -- (へき地・離島における救急医療のあり方)
- へき地・離島診療所における本学卒業生の活動と促進因子および阻害因子
- シンポジウム へき地勤務の医師が必要としていること・望んでいること
- 一般演題 へき地・離島医療に対する支援の実態--へき地医療支援機構の機能と効果
- へき地医療支援機構の現状と課題(第2報)全国アンケート調査から
- へき地医療支援機構の現状と課題 (第7回 へき地・離島救急医療研究会 学術集会誌) -- (PART3 へき地・離島における救急医療--医療情報の観点から)
- へき地・離島に勤務する医師のための研修カリキュラム
- へき地医療を担う医師に対する卒後教育 (特集 救急医学教育の現状と課題) -- (救急医学の卒後教育)
- NPPV普及の現状と将来
- 急性呼吸不全時の呼吸管理法 : 特に非侵襲的人工呼吸について
- 人工呼吸管理の最近の話題