多重重力レンズによる遠方の銀河像の変形とその宇宙論的意味について(基研短期研究会「自己重力多体系における非線形・非平衡現象」報告,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
遠方の銀河などの天体の像が、多重重力レンズによってどのように変形し、明るさを変化させるかを数値計算で調べた。z>1では、重力レンズ効果がなかったときに比べて典型的な銀河の明るさは(1+z)^<1.4√(Ω_s)>に比例して暗くなることがわかった。ここで、Ω_sは銀河等のレンズ効果がある比較的コンパクトな天体の密度パラメータである。なお、平均の明るさは変化しない、すなわち、小数の銀河は重力レンズによって非常に明るくなる。
- 物性研究刊行会の論文
- 1993-11-20
著者
関連論文
- 10aSK-7 GRAPE-DRによるループ積分計算(数値的解析,素粒子論領域)
- 宇宙シミュレーションの今後の展開
- Cray XD1での星団進化の高性能「小規模」シミュレーション(高性能計算)
- 球状星団の中心にはブラックホールがある?
- 講座 とんでる力学(12・最終回)剛体の運動(3)グライダーの3次元運動
- 講座 とんでる力学(11)剛体の運動(2)グライダーの安定性
- 講座:とんでる力学(第10回)剛体の運動(1)グライダーが飛べるわけ
- 2.天の川創成プロジェクト(1.シリコンとファイバ上の天文学)(天文学をサポートする情報新技術)
- S604 専用計算機による大規模シミュレーション : GRAPEを例として(超並列計算機によるプラズマ計算機シミュレーション, (社) プラズマ・核融合学会第21回年会)
- 太陽系最外縁部天体の起源に迫る(最近の研究から)
- 講座:とんでる力学(第9回)人工衛星の打ち上げはなぜ大変?
- 講座:とんでる力学(第8回)惑星の軌道(5)多体問題は解けない?
- 講座:とんでる力学(第7回)惑星の軌道(4)2つの惑星
- 講座 とんでる力学(6)惑星の軌道(3)周転円近似
- 講座:とんでる力学(第5回)惑星の軌道(2)本当に楕円軌道?
- 講座:とんでる力学(4)惑星の軌道(1)楕円軌道
- 講座 とんでる力学(3)ボールの軌跡(3)"魔球"を実験する
- 講座:とんでる力学(2)ボールの軌跡(2)空気抵抗
- 講座 とんでる力学(1)ボールの軌跡(1)自由落下
- HMCS-G : グリッド環境における計算宇宙物理のためのハイブリッド計算システム(グリッド応用)
- 第3章 コンピュータにより可能になった新たな科学/工学分野 基礎からの計算科学・工学--シミュレーション (特集 動きのはやい技術動向をより効率的に理解するための用語解説 現代コンピュータ技術の基礎)
- Heterogeneous Multi-Computer Systemにおける重力効果を含む宇宙輻射流体計算
- 大質量ブラックホールの形成過程 : 恒星系の熱力学的進化の観点から
- 専用計算機の将来--GRAPEの挑戦 (特集 計算機科学の新展開--超並列・量子情報・分子計算・計算科学)
- 第3章 シミュレーションの結果は本当に正しいものなのか? 物理シミュレーションの手法と結果の検証 (特集 コンピュータにより可能になった新たな科学/工学分野 基礎からの計算科学・工学--シミュレーション)
- 世界最高速の計算機を作る : 超高速科学技術計算への「手作り」アプローチ(〈特集〉計算科学)
- Heterogeneous Multi-Computer System : 連続体・多粒子系融合型超並列計算機システム
- 重力多体系の数値計算(物性研究者のための計算手法入門)
- 重力多体系の物理と数値計算 : 大自由度系における平衡と緩和(第45回物性若手夏の学校(2000年度)(その2),講義ノート)
- 科学者の活動をどう測るか--科学計量学の視点
- 科学の目 GRAPE-5からGRAPE-6へ--世界最高速計算機からみる計算科学
- 研究展望:高速多重極展開法--粒子法への応用を中心として
- GRAPEプロジェクト
- ハミルトン系の数値解法--symplectic or symmetric? (特集 ハミルトン力学系の展開--カオス・可積分系へのアプローチ)
- 高速多重極展開法とツリー法 : 多体シミュレーションのための高速算法(数値計算)
- 専用計算機による宇宙物理
- 1C2 学際的研究における分野間知識統合の解析 : 環境科学と生物物理学を対象とした論文傾向の経年変化
- 7.重力多体問題専用計算機GRAPE(超並列計算機のシミュレーションとプラズマ(後編))
- 銀河中心ブラックホール連星と楕円銀河のコアの形成
- 密行列専用計算機GENERAL-1の開発
- ラジオシティ法によるCG計算を高速化する専用計算機
- Tflops重力多体問題専用計算機GRAPE-4の開発
- ラジオシティ計算専用Disk Arrayシステム
- 多重重力レンズによる遠方の銀河像の変形とその宇宙論的意味について(Nonlinear Dynamics in Chaotic Systems,自己重力多体系における非線形・非平衡現象,研究会報告)
- 多重重力レンズによる遠方の銀河像の変形とその宇宙論的意味について(基研短期研究会「自己重力多体系における非線形・非平衡現象」報告,研究会報告)
- エルミート積分法による重力多体問題専用計算機HARP-1
- 数値流体力学専用計算機DREAM-1A
- 超並列重力多体問題専用計算機GRAPE-4
- 早野龍五・高橋忠幸, 計算物理-Computer in Physics, 共立出版, 東京, 1992, xii+252p., 2,987円
- 天文・物理学における専用計算機--いかにして手を抜くか
- コンピュ-タ-・シミュレ-ションが切り拓く天文学--星から宇宙の果てへ-9-自己重力多体系の進化--球状星団,銀河集団化
- 24.確率的Verhulst方程式による人口増加のダイナミクスの再考察(パターン形成,運動と統計,研究会報告)
- AM06-19-011 天の川創成プロジェクト(宇宙流体(3),一般講演)
- 331 微惑星円盤内での連星形成I等質量微惑星円盤(原始惑星系円盤II,オーラルセッション11)
- 座談会 消えた論理の謎 : 原発事故後の言葉の融解 (特集 科学の : 価値の選択と予測)
- 専用計算機GRAPEと計算物理 (特集 GRAPEによる計算物理)
- 国策プロジェクトとしてのスパコン開発
- 3.11以後の科学リテラシー(no.02)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.04)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.03)
- 大規模SIMD型アクセラレータの検討
- 3.11以後の科学リテラシー(no.08)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.06)
- 物質と宇宙の起源と構造 (特集 京コンピュータを中核としたHPC基盤の利用(後編))
- 3.11以後の科学リテラシー(no.12)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.05)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.09)
- シミュレーションと予測の使われ方 : 福島原発事故をめぐって (特集 "科学的"とは何か)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.13)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.15)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.14)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.11)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.10)
- 3.11以後の科学リテラシー(no.07)