高等学校における「生教育」の実践 : 生徒と共に考える命の授業
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文の目的は、高等学校の保健教科の中で「生教育」と名付けて8年間実践してきた授業を整理し分析・考察することである。生教育とは、命に関連したテーマを現在問題となっている保健の分野より取り上げ、生徒同士が互いの意見を尊重し合いながら教師も一緒になり学び合っていく学習である。生教育は、自己の決定を論証する方法を学ぶレポート学習(学び方の学習)と、心や感性に直接訴えかけることを目的として視聴覚教材・外部講師の講話を用いて進めてきた。生教育の分野は広範囲にわたり、また専門的知識が必要となる難しいテーマを取り上げるが、社会に出る前の高校期により良く生きるためのレディネスを与える意味で大変重要であると思われた。
- 東海大学の論文