時間に依存した局所密度近似による金属クラスターの価電子系の集団運動(基研長期研究計画「原子核集団運動の非線形動力学」研究会報告)
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概要
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量子系の集団励起を、温度密度・密度応答関数から計算する新しい効率的方法を提案し、そのナトリウムクラスター中の価電子系の双極子表面プラズマ振動への適用の結果を報告する。ナトリウムイオン系に対してはジェリウム球模型を用い、価電子系の密度・密度応答関数の計算では時間に依存した局所密度近似を用いている。新手法の結果は、遅延密度・密度応答関数を用いた詳細な計算による集団励起の強度およびエネルギーをよく再現しており、集団励起の定量的計算に有力な方法であることが示された。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1990-09-20
著者
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