3α、4α直交条件模型 : ^<16>OのO_2^+状態をめぐって(基研長期研究会「高励起領域における分子的様相と重イオン反応機構」,研究会報告)
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概要
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我々は、2α、3α、4α系を同じ枠組み(直交条件模型)で扱った。α-α散乱データを再現するα-αポテンシャルと、^<12>Cの基底回転帯のエネルギーを再現するように導入されたL依存性のある3α間ポテンシャルによって、4α系のO_1^+、O_2^+状態のエネルギーが改善されることを示した。さらに4α系のO_1^+、O_2^+状態の^<12>C(O_1^+)+α reduced width amplitudeより、4α直交条件模型が殻的構造と^<12>C+αクラスター的構造の共存を定性的に再現することを示した。今後は、実験的に高いエネルギー領域に予想されている4α鎖状構造について研究を進める予定である。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1990-07-20
著者
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