韓国女性施策1997,1998年
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概要
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韓国における「男女有別,長幼有序」の長い伝統は,日常の生活規範,慣習に深く浸透しており,産業化にともなう女性の労働力化が進んでも,男女の役割観の変化は遅々としたものであった。大韓民国憲法は,制定当初から平等を掲げているが,積極的に女性施策がとられるのは1975年の国際婦人年以降といってもよい。とりわけ1995年の第9回女性会議以降,その取り組みは急速に充実してきているが,こうした施策はどのように男女の役割観を変えていくのであろうか。その変化は,筆者の関心領域である家族の変化とも密接に関わるものである。そのような観点から,前報にひきつづき,1997,1998年の女性施策を概観した。
- 桜花学園大学の論文
- 2000-03-31