スラブ中に束縛されている電子が作る素励起(簡単な微視的理論)
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概要
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スラブ中に束縛された電子間の相関を繰り入れた有効ポテンシャルを,R.P.近似かつ高周波数近似によって計算した。それは体積的な効果と表面的な効果を含む二つの部分から成り立ち,それらの部分のポールからバルク・プラズマと表面プラズマの励起エネルギーが得られた。有効ポテンシャルと密度相関関数の間の関係式より,入射波及び散乱波が一般にひずんでいる場合における電子線の散乱確率が求められた。特に両波を平面波と仮定した場合,その結果はRitchieが半古典的に与えた結果と一致した。
- 物性研究刊行会の論文
- 1971-09-20