L-DOPA静注投与の下垂体性ホルモン分泌に及ぼす影響 : 下垂体機能検査としての有用性
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概要
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前立腺癌患者を主体に,これとほぼ同年令の前立腺肥大症,前立腺症,膀胱腫瘍などの患者,Klinefelter症候群および下垂体手術後の患者に対しL-DOPA静注投与を行ない,投与後2時間までのplasma HGHをradioimmunoassayで測定し,ほぼ同時期に行なった同一患者におけるinsulin-induced hypoglycemiaのさいのplasma HGHの変動とを比較し,この方法が下垂体機能検査法の一つとして有用であることを示した。従来行なわれてきた経口投与法よりも吸収による個人差がなく,これにまさると考えられる。L-DOPA静注投与は主として100mgとしたが50mgでもほぼ同様の効果があり,またL-DOPA投与時のplasma LHおよびFSHも測定したが,これには変動がみられなかった。
- 千葉大学の論文
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