松山地方におけるタマネギの早取り栽培に関する研究 : 第1報 育苗法を異にした場合の生育収量について
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概要
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松山地方におけるタマネギの収穫は6月ころに行なわれるが,その後10〜11月ころまで自然条件下で屋内または軒下などに貯蔵し,随時出荷している。タマネギの貯蔵に関しては多くの研究がなされてきたが,ほう芽と腐敗による損失が大きいために自然条件下での長時の貯蔵は困難で,12月以降のは境期には冷蔵ものまたは移入タマネギに依存している現状である。そこで著者は,は境期に青切りの新鮮なタマネギを供給することにより,冷蔵経費を省き,あわせて栽培農家の所得の向上をはかる目的で本試験を行なった。タマネギの早取り栽培についての報告は少なく,栽培技術的に更に究明すべき問題が残されているが,一応ある程度の知見を得たので報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1974-12-25