高知県中村市から出土した炭化籾
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概要
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1比較的完全な炭化籾6粒の測定結果によると,平均の長さは3.96mm,幅2.33mm,厚さ1.92mm,長/幅比1.75,長/厚比2.26であったので,これは日本型稲の中・大粒と推定できる。2青色粘土層から出た割合大きな土器片により,高知女子大学岡本健児助教授は弥生式後期前半の神西式とみて出土年代を1700年前と推定し,九州大学工学部真鍋大覚助教授はA.D189〜A.D392年頃のものと推定した。3炭化籾を包含した土塊から小動物の骨片2個,焼木片,焼炭少々を得た。また,土塊表面には焼けて赤くなった一面もみられた。
- 日本作物学会の論文
著者
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