Core-shell structure in semiflexible-flexible block copolymers(Poster session 1, New Frontiers in Colloidal Physics : A Bridge between Micro- and Macroscopic Concepts in Soft Matter)
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概要
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本研究では、異なる曲げ弾性率を持つブロック共重合体の折り畳み相転移について議論する。シミュレーションを行った結果、"柔らかい"ブロックが核を形成し、その周りに"硬い"ブロックが巻きつくといった、いわるゆるコアーシェル状の折りたたみ構造を持つことが明らかになった。この構造は、一様な曲げ弾性率を持つ高分子(セミフレキシブル高分子)と比べて二つの点で異なっている。一つは、一様な高分子の場合と比べて非常に効率的に折り畳まれるという点であり、二つ目は、折り畳みの経路に依存しないという点である。後者については、一様高分子の折り畳み構造の一つである筒状構造の不安定化によって議論することができる。
- 2007-10-20