電気通信網の複雑化とその理解(計算過程の生成,基研長期研究会「複雑系」,研究会報告)
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概要
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通信網の本質を捉えることは容易ではない.一方,網の発達に伴って複雑牲が拡大し,従来技術の困難として顕在化した.この困難は,従来技術との関係から網の本質の所在を示唆している.そこで,通信網とこれを支えるトラヒック技術に生じた複雑性の困難を分析し,その示唆に基づいて,網の発達が従来技術の基礎である輻輳論と独立であることを示した.更に,網発達の分析によって,網の能力を捉える視点としてシステムの'可能性'を導入し,網の能力の一般的構造を直感的に論じた.また,応用として,従来の輻輳論で困難であった経験的設計則'平等性'のメリットを明らかにした.
- 物性研究刊行会の論文
- 1995-03-20
著者
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