ハバード・モデルにおける密度の揺らぎ : 超伝導不安定性は存在するか?
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概要
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ハバード・モデルの密度応答関数をダイヤグラム法で計算する。風船型グラフを連鎖したものの総和をとる伝統的な乱雑位相近似(RPA)は、ハバード相互作用Uが波数に依存しないために梯子型グラフからの補正をうけることによって、むしろproperなRPAに修正される。つぎの段階の近似としてmaximally crossed diagramsの総和からの寄与がある。この場合、2種類のタイプからのスピン平行な粒子対のグラフが相殺して、残りのスピン反平行な粒子対伝播関数から構成されるチャンネルは超伝導不安定性に導かない。しかし、このグラフを連鎖したものの総和はシングレットな粒子対形成の不安定性に導く可能性がある。
- 物性研究刊行会の論文
- 1995-01-20
著者
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