「計算機実験グループ」から40年 : 格子空間と連続空間の分子動力学(<小特集>アルダー転移50周年)
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概要
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湯川(秀樹)先生は,計算機が常識を変えるような結果を出すことを大変高く評価され,そのような研究を激励されていた.基礎研15周年シンポジウムの冒頭では「基礎物理学とは」という講演で「物性物理の範囲には,もっと多くの基礎的といえる問題がある.例えば,液体の構造はどのようになっているかという問題がある.結晶体でも気体でもない別の構造を持っていると考えられるが,それがどんなものか明確な説明がない.」といわれた.「計算機実験グループ」が結成されて40年.格子空間から連続空間の相転移へと,どのように研究が移っていったか,当時の様子を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2007-10-05
著者
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