英語初学者に対する助動詞do/does/didの指導方法への一考察
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概要
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英語の本動詞文を疑問形や否定形で表す際に登場する助動詞のdo/does/didは、英語の初学者にとって理解の困難な統語上のポイントであり、そこでの躓きは後の英語学習への大きな障害となる。本稿では、その障害を避けるための方策として、本動詞とそれらの助動詞との関係についてのある考え方に基づき、初学者が論理的に英文構造を理解するための指導法を考察する。それは、それらの助動詞が肯定形で本動詞の中に深層構造として埋め込まれており、疑問形や否定形の際にその深層構造が顕れるとする考え方である。生成文法の発想と似ているが、それとの相違点についても触れる。