学生の献立作成課題の取り組みの実態と自己評価
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概要
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献立作成は栄養士・管理栄養士を目指す学生に必要な能力である。栄養士・管理栄養士教育の中で献立作成能力を育てるには、家庭での食事のかかわりや学生自身が献立作成能力を自己評価できることが、その能力向上に必要であると思われる。そこで学生の食事へのかかわりと献立作成の実態および献立作成能力の自己評価を調査検討した。1.中学・高校時に家庭で「料理作り」や「料理の手伝い」をほとんどしなかった者の割合はそれぞれ82.7%、61.6%と高率であった。2.ふだんの食事づくりでは、中学・高校時に「食器の配膳」や「食事の後片付け」を行っていた者は積極的であったが、自宅生やアルバイト実施者は低率で現在の生活状況が影響していた。3.献立は、栄養バランスや色どり、調理方法を考慮して作成していたが、食材料費や施設・設備機器に留意する意識は低率であった。4.献立作成課題の自己評価では、献立作成の理解度や積極性、献立の経済性の高い者が4割であったが、基礎的な知識や技術力が低く消極的な者がいたことも明らかとなった。5.学生は、献立作成能力の低さを自覚し、気づいていることから、その特徴を理解して学生の能力を養う教育が今後必要であろう。本研究の一部は第52回日本栄養改善学会学術総会において発表した。
- 2007-01-31
著者
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