家庭用電子レンジを用いた廃PETのマイクロ波加水分解反応
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概要
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塩基性触媒を用いたポリエチレンテレフタレート(PET)の加水分解反応は一般的によく知られているが、通常の加熱方法で分解するためにはある程度長い反応時間が必要であった。現在、多くの注目を集めているマイクロ波加熱装置(家庭用電子レンジ)を用いて、水酸化ナトリウム-水の条件で廃PETの加水分解反応を検討したところ、7-25分間の反応でテレフタル酸が62-75%の高収率で回収され、短時間でPETが加水分解されることが分かった。通常の加熱反応と比較すると約10分の1から約30分の1に反応時間が短縮された。
- 崇城大学の論文
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