スクールカウンセラーにとっての治療契約とインフォームド・コンセントとは
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概要
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筆者は高校のスクールカウンセラーとして,学校の中のカウンセリングルームで精神分析を基本とした個人心理療法の技法である人間存在分析をおこなった。面接を開始するにあたって,筆者はクライエントに人間存在分析の原理と技法を説明する。高校における事例を提示し、専門の治療機関であるB研究所で人間存在分析を開始する時におこなう治療契約とインフォームド・コンセントの実際(神経症レベルのクライエントの場合)を示し,その比較を通して,スクールカウンセラーが学校の中でクライエントとの間で治療契約とインフォームド・コンセントはできるのであろうか,どのような方法が望ましいのであろうかという問題を本稿において検討した。
- 関西国際大学の論文
- 2006-03-31