パラフレージング能力の開発 : その理論的実践的諸考察
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概要
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教師が、学生に辞書の使用を勧め、訓練を与えるのは、外国語としての英語教育においてはごく普通のことである。しかし、そのような使用には限界がある。特に、教室の外においては、そのような問題点のひとつは、その行為が、辞書、対応する語句への依存につながりうるということである。このことは、学生が習得している語彙を創造的に使用しようとすることを妨げており、関連ある言語処理技術の抑制という悪影響をもたらす。パラフレーズや語句の定義づけの練習は、この依存を減らし、学生が自立的な伝達者になることを可能にしている。この論文では、機能的で、楽しく、効果的と思われる練習問題を紹介する。それは、言語と認知過程との間の相互作用の認識のレベルの向上に焦点を当てたものである。また、自分自身の言語学習に学生自らがかかわっているという感覚を与え、自分の言語を操作することから生じる自信をつけさせることの助けになると思われる。
- 2007-03-31