Web上での卒業論文の登録検索システムの構築
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概要
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現在の卒業論文の検索には、図書館で検索し、大学に論文がなければ他大学に取り寄せるというシステムである。これには、手間と時間とお金がかかる。本研究ではこれを改善するため、InterNetを利用した卒業論文の登録検索システムを構築した。特にExtensible Markup Language(XML)という言語に注目し、これを用いたWebアプリケーションの構築を試みた。XMLは、情報を自分で定義した開始タグ<>と終了タグ</>で囲み、その情報に意味をもたせる。その結果、人間にもコンピューターにも情報を理解することができる。その単純な構造ゆえ、特にWeb上での活躍が期待され、様々なことに利用されている。本研究では、卒業論文の登録時に、論文情報をXMLファイルに保存する。検索時は、XMLファイルを呼び出し、メモリ上で複数のXMLファイルを一つのXMLファイルにまとめる。その一つにまとめたXMLファイルをクライアントサイドで操作し、検索やソート処理などを行った。プログラム言語には、主にActiveServerPage(ASP)とXML、Extensible Stylesheet Language (XSL)、Document Object Model (DOM)、VBSctriptを主に用いて、初期の目的を達した。この方法を不特定多数の人々がWeb上で、自発的に卒業論文の登録を実行して行くことにより、いずれは大規模な卒業論文検索システムが構築されることになる。これらは、従来の如く、ぶ厚いマニュアルを参照したり、高価な費用をかけることなく、容易にアクセスが可能なフリー・ウェアソフトウェアのネットワーク環境が実現する。
- 近畿大学の論文
- 2001-05-31
著者
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