光学的情報融合による表面外観感性計測の研究 : レーザによる表面性状センシングの研究
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概要
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美観など,人間の感覚,感性のセンシングが注目されている.著者はこの分野の中で,光沢感についての研究を行っている.光沢感へのアプローチは,視覚と関連した,物体の表面の複数の光学的反射特性の計測の研究が基礎であり,それらの光学的情報の融合アルゴリズムが必要である.本稿はこの研究についての,平成13年度〜15年度の科学研究補助金により行った研究の一部に関するもので,特に表面からのレーザ光線の散乱光分布かち,表面性状を計測する技術の研究報告である.本報告で,表面粗さが光の波長より小さい領域で理論的に予想される,粗さと散乱光分布の相関関係を見出すのは困難であるが,分布の積分値が相関を持つこと,およびこの方法が,金属表面の欠陥の自動種類判別にも有効であることを示す.
- 近畿大学の論文
- 2005-03-15