住みよい世界を作るための電子機器実装技術の課題(マルチメディア(システム/通信/ネットワーク),放送通信連携サービスとその品質,一般)

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概要

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電子機器が大量に生産され廃棄されるようになった結果、電子機器が利便性と同時に、環境破壊の要因となる事態を迎えた。地球を住みよい状態に保つためにハードウエアを生み出す実装技術はどのように進化して行かなければならないのだろうか。環境調和に向けて法規制も含めて次の対応が行われている。(1)電子機器に使用される電子部品とその生産過程に含まれる有害物質への適切な対応と廃棄過程での適切な処理、(2)生産過程と利用過程および廃棄過程でのエネルギー節減技術、(3)リサイクルと資源節減技術である。本稿では、この様な対応に加えて「世界人口の大多数を占める人々がどのように行動する(行動できる)か?」という視野からも研究と開発を進めることがこれから求められる重要な課題であると主張する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-09-20

著者

林秀臣
東京大学大学院工学系研究科

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