Probing lepton flavor violation at future experiments〔和文〕 (ニュートリノ振動をめぐる理論的諸問題)
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概要
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ニュートリノ質量の発見を受けて、理論家にできる寄与の一つとしてここではsneutrino(⊂left-handed slepton)の世代間混合を探る方法を考えた。第一第二世代の混合に関してはμ→eγが強い制限を与えており、近い将来更に実験的制限が強まる可能性がある。理論的にも例えば太陽ニュートリノ問題のMSW大角度解が本当ならminimal SUGRAの仮定の下で、非常に大きなμ→eγの分岐比が予言されている。第三世代を含む世代間混合(=第一第三および第二第三世代間混合)を探るにはslepton oscillationを利用する方法が有効であり、τ→μγやτ→eγの現在の実験的制限よりも数桁鋭敏である可能性がある。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2000-05-20
著者
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