行列模型とギンスパーグ・ウィルソン関係式(基研研究会「格子ゲージ理論の新しい芽と発展」,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
行列模型は弦理論の非摂動的定式化として有望である.この原稿の1節では,IIB行列模型について,その現状と問題点を簡単にまとめる.また,行列模型は格子理論に代わる,場の理論の正則化としても有用である.行列正則化は行列に空間を埋め込む手法としても重要なので,2節で簡単に紹介をする.最後に3節で,格子理論で発達したギンスパーグ・ウィルソン関係式を用いて行列模型でカイラリティを厳密に保つディラック演算子を定式化し,さらにインデックスの自発的生成の機構を呈示する事により,行列模型でのカイラル・フェルミオンの実現の可能性を示す.
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2005-09-20
著者
関連論文
- 24pZB-6 Index theorem in gauge theory on fuzzy 2-sphere
- 25pYD-4 ファジィ球面上のダイナミクスによる非自明なインデックスの生成(素粒子論)
- 15aSD-3 Ginsparg-Wilson Dirac operator in the monopole on the fuzzy 2-sphere(素粒子論領域)
- 24pZB-5 Finite Nmatrix formulation of non-commutative gauge theory with twisted boundary condition
- 30aWP-8 The index theorem in gauge theory on a discretized 2d noncommutative torus
- 行列模型とギンスパーグ・ウィルソン関係式(基研研究会「格子ゲージ理論の新しい芽と発展」,研究会報告)
- Ginsparg-Wilson Relation, Topological Invariants, and Finite Noncommutative Geometry(Quantum Field Theories: Fundamental Problems and Applications)
- Orbifold Matrix Model
- Branched Polymer Dynamics--Effective Theory in 2B Matrix Model (場の量子論と弦理論の新しい展開)