直接生成光子測定の物理、現状、展望(RCNP研究会「第2回RHIC,SPSでの高エネルギー重イオン実験の現象論的解析」,研究会報告)
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概要
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高エネルギー原子核衝突実験によるパートン非束縛相の探索およびその性質探求において、終状態における強い相互作用の撹乱を受けずに衝突反応初期の情報を伝える光子の測定は、同様の利点を持つレプトンの測定と並び、最重要課題の一つである。米国ブルックヘブン国立研究所(BNL) RHIC加速器PHENIX実験では、√<SNN>=200GeVにおけるAu+Au原子核衝突からの直接生成光子測定に成功し、熱輻射光子探索への期待が高まっている。PHENIX実験における光子測定に関する現在までの実験的成果、および欧州合同原子核研究機構(CERN) LHC加速器ALICE実験への展望を報告し、併せてパートン非束縛相の実験的探求の現状を概観する。
- 2005-05-20
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