モンテカルロ シミュレーションによるクォーク グルーオン プラズマの研究(熱場の量子論とその応用,研究会報告)
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概要
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このレポートでは、熱力学的緒量を格子QCDの数値シミュレーションによって計算するときに必要となる、ゲージ場の結合定数を非等方な格子間隔で微分した量 非等方係数)の非摂動的な計算方法の提案し、SU(2)とSU(3)ゲージ理論でその非等方係数を決定する。我々の方法は非等方格子に拡張したパラメーター空間での非閉じ込め相転移線の測定に基づいた方法である。我々の求めた非等方係数は摂動計算から得られたものとは明らかな違いが見られた。また、SU(3)の場合、摂動諭からの非等方係数を用いた場合に見られた相転移点における圧力の不連続性の問題は、ここで得られた非摂動的なものを用いることにより回避されることを示した。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1998-10-20
著者
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