宇宙論における量子カオス((5)場の理論及び宇宙論における量子カオス,量子カオス:理論と実験の現状,研究会報告)
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概要
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宇宙論的スケールにおける重力ポテンシャルの摂動的揺らぎのモード関数は、Helmholtz型方程式に従い、自由粒子のエネルギー定常状態の波動関数として解釈することが可能である。空間がコンパクトで負の定曲率を持つ系に対して半径の大きい球面上では、低エネルギー固有状態のモード関数の値は、よい近似でランダムガウス的に揺らぐことが判明した。将来の宇宙背景輻射の温度揺らぎの観測によって、この疑似ランダム的な揺らぎの兆候を捕捉することが可能になるかもしれない。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2003-04-20
著者
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