Adaptive Mesh Refinement法とその応用 : 究極の高解像度計算を目指して(<シリーズ>物性研究者のための計算手法入門)
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概要
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高解像度計算法として、我々はAdaptive Mesh Refinement法のコード開発を行っている。この手法は、制限された計算機リソースの中で高解像度の計算を行うための、非常に強力な道具である。本稿は、この手法について解説することを目的とする。我々はその効率と、厳密解との比較による精度の評価を行った。その結果、従来論文で発表されている手法には、計算精度を制限してしまう場合があり、改良が必要な部分があることがわかったので、その改良について併せて解説する。最後に、最近我々が行っている、流体力学における特異性発生問題の解析について、解説する。本稿の大部分は、手法の解説に当てられる。
- 物性研究刊行会の論文
- 2001-10-20
著者
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