量子力学における観測問題IV
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概要
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前回迄の私たちの観測過程の議論においては、観測過程の一回一回について、それをSchroedinge方程式によって追求すべきこと、またその際Bohrによって主張された観測におけるuncontrolable interaction(私たちはBohr作用とよんだ)の存在がたいへん重要な役割りを果たしていることを指摘した。更にまたHartleによって見いだされた頻度演算子によって、一回一回の観測を無限に繰り返す極限において確率法則が導かれることを学んだ。本論文では、この頻度演算子のもついくつ、かの特長を論じ、またStern-Gerlach型の思考実験におけるBohr作用及び頻度演算子の概念的理解を与えるための具体的例示を多少簡単化した仮定のもとで与える。また従来の観測理論では密度行列による議論がよく見かけられるが、これに対する私達の見解も述べておくことにする。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1995-03-20
著者
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