非一様温度系における運動論的熱力学(修士論文(1998年度))
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概要
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ブラウン運動を利用することによりエネルギー変換を行う装置、ブラウンモーターのエネルギー的側面を議論する。特に温度が空間的に非一様であることを利用したモデル、"Buttikerモーター"を取り上げ、拡張されたStochastic Energeticsの方法を用いてこの装置のエネルギー変換効率を求める。その結果、エネルギー変換効率は準静的条件においてカルノー効率で与えられ、また準静的条件からずれた場合にはカルノー効率から落ちることを示す。
- 1999-12-20
著者
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