アルファルファ(Medicago sativa L.)・オーチャードグラス(Dactylis glomerata L.)の混播草地の収量および草種構成に及ぼすバーティシリウム萎ちよう病(Verticillium albo-atrum REINKE et BERTHOLD)の影響
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概要
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アルファルファ(品種:ソア)とオーチャードグラス(品種:キタミドリ)の混播草地を1978年以降毎年造成し,それぞれの草地の収量と草種構成の変化を造成後6年間にわたり継続調査してきた。1986年にそれらの草地の一部にアルファルファバーティシリウム萎ちよう病が発生し,その後の収量と草種構成に大きな変化がみられた。すなわち,1982年,1983年および1984年造成の利用5,4および3年目の草地に本病が発生し,アルファルファの割合が急激に低下した。1986年と1987年に造成した草地でも,利用2年目に本病が発生し,アルファルファの割合が低下した。本病の発生しなかった1981年にも,8月の大雨の影響でアルファルファの割合が低下した例があるが,本病の影響に比較して小さく,一過性の様相が強かった。1983年と1984年に造成した草地では,病害によりアルファルファの割合が低下しただけでなく,オーチャードグラスとの合計収量の低下も認められた。
- 日本草地学会の論文
- 1991-01-31
著者
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