Energetics of fluctuations in non-equilibrium Langevin systems(Soft Matter as Structured Materials)
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概要
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平衡状態にある系の揺らぎの大きさは、摂動に対する応答関数に系の温度を掛けたものに等しいことはよく知られている(揺動散逸関係)。一方、外界からエネルギー入力を受けて、非平衡定常状態に維持されている系については、等温系であっても揺動散逸関係が成り立たない事が知られており、その破れの物理的意義が議論されている。本講演では、ダイナミクスがLangevin方程式で記述されるような非平衡系について、揺動散逸関係の破れの度合いと、系が環境へと散逸するエネルギーの量とを結びつける等式関係があることを示す。
- 物性研究刊行会の論文
- 2005-09-20