ナノカーボンの共鳴ラマン分光(第48回物性若手夏の学校(2003年度),講義ノート)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナノチューブ、ナノグラファイトはグラフェン骨格からなる代表的なナノカーボン材料である。その特異な電子構造やフォノン(格子振動)の状態を調べる方法として、共鳴ラマン分光法が有効である。ラマン分光はグラファイト、グラファイト眉間化合物など炭素材料では広く用いられてきた。炭素材料に共通に見られる微弱なスペクトルで、その同定が従来必ずしも明確でなかったものが、二重共鳴ラマンの理論で一挙に明らかになった。共鳴ラマン分光は,ナノカーボンを、非接触,大気圧かつ常温で測定する手段として標準的な手法になりつつある。
- 2004-02-20
著者
関連論文
- ナノカーボンの共鳴ラマン分光(第48回物性若手夏の学校(2003年度),講義ノート)
- ナノカーボンの共鳴ラマン分光
- カーボンナノチューブの電気化学的性質
- カーボンナノチューブのマイクロラマン分光
- カーボンナノチューブの微細技術-量子輸送特性を中心に-
- カーボンナノチューブの挑む技術
- カ-ボンナノチュ-ブ--新材料としての価値 (特集 先進技術と材料)
- カ-ボンナノチュ-ブが拓く世界
- フラ-レンおよびカ-ボンチュ-ブの数学と電子構造