量子情報処理(第48回物性若手夏の学校(2003年度),講義ノート)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
量子情報処理は量子力学と情報通信が結婚して出来たミュータントともいうべき新しい分野である。これは量子力学の原理に基づくデバイスを使って現在のコンピューターや通信の速度を上げようという話ではなく、論理演算のあり方そのものが従来のものと異なり、量子力学の原理に基づく新しい方法である。そのために従来の情報処理や通信と質的に異なる、新しい情報処理や通信を可能にすることが理論的に明らかになって来ており、その絶大な潜在能力の故に最近にわかに注目されている研究分野である。このサブゼミではこの分野について概観することを目的とする。予備知識としては線形代数のみを仮定するが、量子力学の初歩的言葉使いも多少用いる。
- 物性研究刊行会の論文
- 2004-02-20
著者
関連論文
- 雑音に埋もれたエンタングルメントの抽出
- 23pC-6 コイン投げ的量子プロトコル
- 量子情報処理への道 (特集 物性科学の最新動向)
- 20年を経た光の量子状態制御
- 量子情報処理(第48回物性若手夏の学校(2003年度),講義ノート)
- 光子通信と量子暗号
- 「最近の量子光学の進展」特集号によせて
- 量子情報の基礎
- 量子暗号と量子論
- 量子情報処理の新展開 (特集 量子情報科学の新時代--量子へと向かう情報とは何か?)
- 量子暗号研究の現状 (特集 量子情報技術--最前線からの展望)
- 量子と情報 (20世紀科学革命の基礎--相対論,量子論から脳科学まで)
- 量子暗号・量子プロトコル (特集 量子情報処理・量子コンピュータ--量子力学がもたらすブレークスルー)