YbSbにおける4重極秩序(2002年度基研研究会「軌道自由度を持つ強相関電子系の理論の進展」,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
YbSbにおける4重極秩序について情報を得るために、^<121>Sb及び^<123>Sb核の核磁気共鳴実験を行った。緩和時間の同位対比を測定することにより、転移温度近傍で4重極揺らぎが増大する傾向が観測された。また秩序相でのスピンエコーの線幅は、分子場計算により得られた4重極モーメントの温度変化により定性的に説明できることがわかった。この結果は、YbSbをはじめとしてYbモノプニクタイドすべてについて4重極相互作用が重要であることを示唆している。
- 物性研究刊行会の論文
- 2003-03-20
著者
関連論文
- YbSbにおける4重極秩序(2002年度基研研究会「軌道自由度を持つ強相関電子系の理論の進展」,研究会報告)
- Yb-モノプニクタイトの異常磁性のNMRによる研究(若手による"核磁気共鳴で見た物性研究")