NJL-模型における核子の性質(クォーク・ハドロン多体系の相対論的取扱い,研究会報告)
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概要
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ハドロンの性質をしらべる場合にQCDを直接使うとこは困難なので低エネルギーでの有効理論を使うことがよくおこなわれる。有効理論の一つとしてNJL-模型がある。この模型はQCDの真空の性質のうちで重要なカイラル対称性の破れをみたしている。また中間子はクォーク-反クォークの束縛状態として記述できることはよく知られている。核子については最近Hartree近似の範囲内でソリトン的な解が存在するという報告があり、これを核子と解釈すればクォークでの核子と中間子のconsistentなき術が可能になるので大変興味深い。そこで特にこのソリトン的な解についてしらべてみる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1991-05-20