Tsallis統計と化学反応における非平衡性(複雑な多谷ポテンシャルエネルギー面上で生起する動力学的諸問題-力学的決定性と統計性の中間領域を探る(第2回)-,研究会報告)
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概要
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化学反応の様々な特徴は、分子内の統計分布から予想する事ができる。しかし、こうした統計的手法は未だに不完全であり、過渡的に現れる非平衡性を適切に扱う事のできる手法が求められている。我々は一般化された統計集団に基づくモンテカルロ法と分子動力学法により、アセチルラジカルの解離反応を解析してきた。その結果、反応の進行とともに分子内揺らぎの分布は平衡からずれていき、この変化がTsallis統計によって特徴付けられる事を見出した。
- 物性研究刊行会の論文
- 2002-07-20
著者
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