ローズグラス(Chloris gayana Kunth.)の中胚軸からのカルス誘導と植物体再分化
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概要
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ローズグラスの組織培養法を確立するため外植体として中胚軸を用い,カルス誘導と再分化について検討を行った。カルス誘導はMURASHIGE&SKOOGの修正培地を基本とし,これに2,4-Dを1.0mg/l添加して25℃,暗条件下で培養することにより好結果が得られた。植物体再分化は,硬質で小瘤状の黄白色の強いカルスが良かった。再分化培地にはMS培地を基本に,ホルモン無添加培地が良いことが確認された。なお,植物体再分化に対する活性炭とイースト抽出物の添加効果は認められなかった。植物体再分化のための培養条件は,温度25℃,照度3,000Lux,12時間照明であった。
- 日本草地学会の論文
- 1989-04-30
著者
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